授業案内一般進学コース

生徒の多様性を生かした指導

文系進学(進路目標に応じてA,Bクラスに分かれる),理系進学(Sクラス)で構成し,基礎的事項を重視して学力の充実をめざすコースです。個性を生かした一人ひとりの多様な進路選択(大学・短大・専門学校・就職)に対応しています。文武両道に重点を置き,学習面はもちろんのこと,部活動や生徒会活動,ボランティア活動等に一生懸命に取り組み成果をあげています。

一般進学コースの授業の様子(動画)

文武両道をめざす支援体制

文武両道に重点を置き、学習面はもちろんのこと、部活動や生徒会活動、ボランティア活動等に一生懸命に取り組み活躍しています。

主な進学実績
令和4年度
鳥取環境大学、公立小松大学、中央大学(硬式野球部・ボクシング)、東洋大学(サッカー部・男子卓球部)、立命館大学(バトントワリング部)、同志社大学(男子駅伝競走部)、関西学院大学(男子卓球部・女子卓球部)、近畿大学(硬式野球部)など
令和3年度
筑波大学(男子卓球部)、釧路公立大学(吹奏楽部)、津田塾大学(吹奏楽部)、東洋大学(男子駅伝競走部、男子卓球部)、中京大学(男子卓球部)、同志社大学(男子駅伝競走部)、近畿大学(男子駅伝競走部、男子卓球部)など
令和2年度
駒沢大学(硬式野球部)、東洋大学(男子駅伝競走部)、中京大学(男子卓球部)、同志社大学(硬式野球部)、関西学院大学(男子卓球部、女子卓球部)、近畿大学(女子バレーボール部)など

資格取得にチャレンジ

英語検定や漢字検定、日本語ワープロ検定、情報処理技能検定など、さまざまな資格取得にも積極的にチャレンジして、自分を伸ばす体験を積み重ねています。

教育課程

2023年度

先生インタビュー

松田 淳
(地歴公民担当)

ガイダンス機能は、ただ道筋を示すものではありません。
何度も何度も、生徒や、必要であれば保護者の方とも対話を重ね、納得をしてもらった上で、進路選択をしてもらいます。
一般進学コースは、まだ自分の将来が見えていない生徒が自分のいろんな可能性を探るコースです。もちろん、その年頃では、将来が見えていない生徒の方が圧倒的に多いですが、できる限り対話を重ね、生徒たちの可能性を広げてあげたいと考えています。
一般進学コースの生徒から、将来の夢や進路などを「決めた!」と言ってもらえると、本当に嬉しいですね。

合格体験記

令和3年度卒業生

津田塾大学 学芸学部国際関係学科

私は中学生の頃から吹奏楽漬けの日々を過ごしていました。将来は音楽の道に進みたいとの思いが強くあったため、大学については何も考えていませんでした。

高3のある日、急に「自分の力を試してみたい」という気持ちが起こりました。そして、当時の学力には全くあっていなかった志望校の決定に、周りはただただ唖然としていましたが、私は意思を曲げませんでした。遊学館には真面目な生徒が多く、私もそのような生徒だったらよかったのですが、部活動中心で真面目に勉強に取り組んでいなかったので、完全に0からのスタートとなったため、大変でした。(自業自得ですが・・・)

進学校ではきっと、高3になったら欲を打ち消し、全てを勉強に捧げなければならない日々が始まるのだと思いますが、私は部活動でもよい成績を残したく、両立して頑張りました。とにかく大変でしたが、先生方のサポートもあり、部活への貢献と大学進学のどちらも叶えることができました。

「勉強はこれから先も自分の意思次第でいくらでもできるけど、部活は青春の1ページの切り取りであり、私にとって一生モノになったな・・・。」と今になってしみじみ思います。そして、こんなに充実した高校生活を送れたのは文武両道、生徒への熱心なサポートを怠らない「遊学館」のおかげです。本当に感謝しています。

「遊学館」でしか作り上げられない未来の形があります。みなさんもそれを見つけ、後悔のない高校生活を送ってください。人生一度きり。当たって砕けろ!どうせ砕けたってすぐ再生するから。そうやって、自分自身レベルアップしていってください。

令和元年度卒業生

金沢星稜大学 経済学部経済学科

私は、1,2年生の時点では進学するつもりではなく、卒業してすぐに就職するつもりでした。しかし、3年生の初めになっても将来やりたいことが見つからず、もう少し考える時間が欲しかったので大学に進学することにしました。星稜大学を志望した理由は、自分の得意な数学を含めた3教科で受験することができるため、今までほとんど勉強してこなかった自分でも3教科だけなら頑張ればまだ間に合うと思ったからです。

勉強は6月頃から始めました。毎日8時まで学校に残って勉強した後、たくさんの誘惑がある家では勉強ができなかったので、午後10時まで開館している近所の図書館に行くようにして、勉強せざるを得ない環境に身を置くようにしていました。

具体的な勉強方法は、科目ごとに先生におすすめの参考書や問題集などを教えてもらい、ノルマ(「1日10ページする」など)を決めてやるようにしていました。また、私は推薦で受験することができなかったため、推薦入試のための面接練習などに時間を割かず、一般入試の勉強に専念できたことも大きかったのだと思います。それでも、苦手だった英語だけは理解できるようになるまでだいぶ時間がかかりました。最初は参考書に書いてあることも、先生の言っていることもわかりませんでした。そのような状態が数カ月続いて、ようやく少しずつわかるようになったので、苦手な勉強をする時は、わからなくても最後まで諦めないように頑張ってください。

最後になりますが、もし少しでも進路に迷いがある人や、「どうせ今更勉強なんてしても」と考えている人は、とりあえず先生に相談してみてはどうでしょうか。きっとあなたの力になってくれると思います。

金沢工業大学 建築学部建築学科

私は、将来建築士になりたいと考え、金沢工業大学建築学部建築学科をAO入試で受験して、合格することができました。
私が建築に興味を持つようになったのは、中学生の時に京都や奈良の寺社仏閣を訪れたことがきっかでした。それから、趣味で建築物のスケッチをしたり、写真を撮ったりしているうちに、「いつか建築士になって自分がデザインした建物を建ててみたい」と思うようになりました。

建築士になるには、理数科目を学ぶ必要があります。しかし、私は高校1年生の時に体調がすぐれないためにあまり学校に来ることができなかったこともあり、理系の授業についていくことに不安がありました。そのため、コース選択の時には一般進学文系コースを選択しましので、私はこの時点で建築士になることを半ば諦めていました。

3年生の時に金沢工業大学のオープンキャンパスに参加した時に個別相談の担当者が「文系でも大丈夫。やる気があればやれる。」と言ってくださり、「もう一度建築士を目指して頑張ってみよう」と思うようになりました。

私が利用したAO入試は、小論文と事前に提出したエントリーシートを参考にして行われる面接が課せられていました。私は対策として、建築関係の本を読み、今までに旅行で訪れた建築物や金沢市内にある有名建築物の構造と、建築家がその建築物に込めた意図などを調べました。その他に、文系コースの授業では選択できなかった数学Bや数学Ⅲ、物理を自分で勉強し始め、わからない問題を先生方に質問するようにしました。また、面接対策として自分の考えを明確に伝えられるように、先生や友人、家族にお願いして何度も面接練習をしました。

私は進路を決定した時期が遅かったために受験対策が不十分になってしまい、できるだけ早い時期に進路について考え、行動することの大切さを痛感しました。また、いろいろな大学のオープンキャンパスや説明会に参加することで、自分の将来について具体的に考えてみることが大切だと思いました。在校生の皆さん、頑張ってください。

石川県立総合看護専門学校第二看護学科

私は、母が看護師ということもあり看護師という職業がとても身近な存在でした。医師とは違い、病気を治すだけでなく精神面でも患者さんを支えられるところがやりがいだと感じて看護師を志望しました。

初めは、金沢医療センター附属看護学校を推薦で受験しました。しかし、定期テストの前によく来るような謎の余裕が出てきてしまい、本格的に受験勉強を始めたのも夏休みが終わった10月近くでした。当然のことながら、結果は不合格でした。悔しいという感情が来る前に後悔が先に来ました。

その後、金城大学と専門学校2校を受けることにしました。一度落ちたことで少し恐怖心もありました。そんな時に自分の進路について親身になって相談に乗ってくれて真剣に考えてくれた家族や先生、落ち込んだ時に励ましてくれて元気づけてくれた友達がとても大きな心の支えになりました。放課後はできる限り教室に残るか、母の職場にある学習スペースを貸してもらって勉強しました。スマホの使い方にもルールを決めて、SNSを禁止し、友達への連絡も必要最低限にとどめるなどして、できる限り勉強に集中して頑張りました。

具体的な勉強法はというと、数学は、公式を覚えて幅広い問題に対応できるようにし、国語はとにかく問題をたくさん解きました。一番苦手な英語は、単語を覚えて長文問題でも大まかな話の流れをつかめるようにしました。新しく参考書などは買ったりせず、学校のワークやチャート式、過去問を使って勉強しました。分からないところは放課後残って先生やクラスメイトに聞いたりしました。

受験生のみなさんは、今すぐにでも勉強を始めてください。「まだ大丈夫」「明日からやろう」とか思わず計画的に勉強してください。受験当日は、落ち着いてそれまでの勉強の成果を発揮でいるように最後まで頑張ってください。応援しています。

金沢医療センター附属看護学校

私は、金沢医療センター附属看護学校を志望しました。私は幼いころから、「人に寄り添い力になれる仕事に就きたい」という思いがありました。怪我などで病院に行く機会があり、その時に看護師の方が優しく接してくれ、私もそのような看護師になりたいと思い看護学校を志望しました。また、オープンキャンパスに参加した際に、学校の雰囲気がとても明るく看護を学ぶには理想的な環境だと思い金沢医療センター附属看護学校を志望しました。私は、部活動に所属しており、家での勉強時間が多くありませんでした。その中でも、休み時間などを利用して勉強しました。私の受験した学校は、数Ⅰと国語の2教科であした。数Ⅰは、1年生の時に使っていたワークをひたすら解いたりして、すべての問題が解けるようになってから、過去問に取り組みました。国語は、3年生の国語表現で使っていたワークで漢字を覚えてから過去問に取り組むようにしました。2教科でわからない問題などは、教科の先生に聞いたりして理解するように心がけました。受験の前日は、不安な問題を解いて、本番の試験に挑戦しました。

私が、オススメする参考書や問題集は特にありませんが、私は国語の評論文が苦手だったので、評論文だけの問題集を買って勉強していました。その他の数Ⅰは、学校の授業で使用していたワークや教科書を使って勉強していました。また、数Ⅰは多くの問題を解くことで理解が深まるので、黄色のチャートを買って類題を解くようにしました。

これから受験をする方は、不安がたくさんあると思います。今から勉強を始めても早すぎるということはありません。まずは、受験に必要な教科を理解し、その中で一番苦手な教科から勉強を始めると良いと思います。合格を勝ち取るためにも、今から勉強を頑張ってください。

石川県警察

私は、石川県警への就職を決め警察学校に入校することになりました。高校卒業後、進学する仲間よりひと足早く社会人の仲間入りをします。今は、警察官になるという夢を切り拓くことができた喜びしかなく、早く市民を守るため役に立ちたいと思っています。

中学2年生の頃、父が実際にあった事故の体験を聞きました。父がいなくなっていたかもしれないと思うと怖くなり、その思いと同時に「こんな思いをする人をなくしたい」と考えるようになったのです。その頃から警察官になろうと思うようになりました。

警察官というのは、国の治安を維持し、人々の安全を守ることが使命です。これらはもちろんのことですが、私は女性警官として、女性にしかできない細やかな心遣いと優しさを持ち、これからの仕事に励んでいきたいと思います。

公務員試験には、多くの試験科目があります。特に社会系が多く政治・経済を多く勉強する必要があります。また、数学の応用問題も解いておくと良いです。問題集は警察官試験専用の区分に合ったものを使用すると良いでしょう。また、面接や小論文では正しい言葉遣いをする必要があります。これは、その時すぐに対応はできません。ですから、勉強と同様に時間をかけて練習していくのが良いでしょう。

人が夢を見つけるきっかけは様々です。私のように実際の経験から見つける人もいれば、憧れから始まり見つける人もいるでしょう。好きなことを仕事にしてもいいと思います。本気でなりたいと思うのであれば、きっかけは何でもいいのではないでしょうか。自分の意志を強く持っていれば大丈夫です。夢に向かって頑張ってください。

平成30年度卒業生

(教養クラス)

株式会社村田製作所

私は、株式会社金沢村田製作所に入社することになりました。これから大学へ通う人より一歩先に社会人の仲間入りをします。わからないことが多いまま社会に飛び込むので、不安がたくさんありますが、頑張っていきたいと思います。
最初は大学へ進学しようと思っていましたが、自分は大学へ行って何がしたいかが見つからなくて親と相談をして、自分が好きだった機械類や何かモノを造る会社に入りたいと思うようになり、就職の道へと進みました。

みなさんも今からいろいろなことで悩むと思います。そこで、友だちが行くからという簡単な考えで自分の進路を決めてはいけません。もし、仮に大学進学や就職をしても、自分は何がしたいのかが決まっていないとその道に進んだとしても続けることは難しいでしょう。
就職では、これから先の人生をその会社で働く覚悟を決めて選ばなければなりません。就職担当の先生方が、私たちの知らないところで連絡を取ってくれて、自分たちは受けることができています。簡単に辞めてしまうと学校に迷惑をかけますし、次の後輩たちにも受けることのできる枠が少なくなるなどと、いろいろと迷惑をかけます。だから真剣に考えてから進路を決定してください。

私が進路を就職と決めてから頑張ってきたことは、成績を下げることなく、就職するにあたって大切な履歴書に書けることを増やせるよう努力しました。そして、面接連取を何度も繰り返し、どんな場面でも対応できる対応力を身につけました。

進路のことでよく悩むことがあると思いますが、自分がしたいことや続けられるものを選んでください。大学へ行く方も就職をする方も頑張ってください。

(文系)

大妻女子大学短期大学部 英文科
北陸学院大学短期大学部 コミュニティー文化学科

私は1、2年生の時は特進コースに在籍していました。しかし、勉強の意欲がなく、私立大学を目指していたため3年生からは一般進学コースを選択することに決めました。それまでの授業の雰囲気との違いに驚きながらも授業の内容でわからない問題がいくつもあったため、焦りながら始まった受験勉強でした。2年生の時よりも何本も早い電車に乗り図書室で勉強し、休み時間や自習時間はもちろん、授業中でも空いた時間があれば勉強しました。放課後は自分のモチベーションが保てるようにその日の気分で帰る時間を決めて、自宅でも集中できるように工夫しました。そして、わからないことがあればすぐに牛腸先生にいただいて、英文法や長文読解を全て納得できるまで基礎から教えていただきました。そうすることで、それまで読めなかった英文の内容が理解できようになり、イディオムの理解が深まりました。その後、模擬試験で長文読解の大問が満点をとれたことで、モチベーションがさらに上がりました。

しかし、辛い時期もありました。クラスのほとんどの人が推薦で進路が決まり遊んでいる中、私は図書室に通い、休み時間もひとりで英単語や熟語を覚える毎日が何度の嫌になりましたが、「絶対に合格したい」という強い気持ちで乗り越えることができました。受験の数日前に授業で提出したノートが返却されて中を見た時に、先生からのメッセージか書かれていました。自分のことを見ていてくれたことを知って涙が止まりませんでした。

受験の出来は納得できるものではありませんでしたが、初めてひとつのことに対して一生懸命に取り組み続けることができた喜びで、後悔はありませんでした。その後の合格発表で英文科に合格することができ、それまでに感じたことのないくらいの大きな喜びでした。中川都先生や杉本先生、牛腸先生そして、他にも沢山の先生が親身になってくださったおかげで、何をするにもマーペースで続けることが苦手だった私が、最後までやりきることができました。遊学館高校で頑張った日々は一生の宝物です。本当にありがとうございました。後輩の皆さんも、目標を持って頑張ってください。

(文系)

帝京大学 医療技術学部

私が受験勉強を本格的に始めたのは3年生の6月からでした。卓球部に所属していて寮生活をしながら、「日本一」を取るために日々一生懸命練習をしていました。そのため受験勉強に取り掛かる時期が一般的な受験生に比べ、遅れてしまいました。

私は、12年間卓球中心の生活をしてきました。しかし、進路を考える際に、将来自分が就きたい職業は何かと考え、幼い頃からの憧れであった医療職を目指す決意をしました。 卓球をしながらの受験勉強には限界があるため、監督にお願いし、6月の大会後からは今まで練習していた時間を勉強させて頂くことにしました。初めて教材をみた時は、「あと3ヶ月ですべて勉強できるのか」と、とても不安になりました。その日から、放課後は8時まで学校に残り勉強し、寮に戻ったらすぐに勉強をはじめ、毎晩夜中まで勉強をしました。その際、色々な先生にお願いをし、マンツーマンで勉強を教えていただきました。7月からは塾の夏季講座に通い、入試の前日までしっかりと勉強しました。その結果、第1志望の大学に一発合格することが出来ました。受験勉強をしている期間は、本当にたくさんの先生方や家族、チームメイトなどに支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、今まで中心であった卓球から一旦離れることにとても不安を感じました。しかし、卓球を頑張れていたから、受験も頑張れたのだと思います。スポーツを通じて、忍耐力や行動力などたくさんのことを学びました。不安に押しつぶされそうになったり、自分の選択に自信が持てず、辛い時期もありました。そこで支えてくれたのが、今まで学んだことの一つ一つでした。今までの学びが私自身の武器になりました。

私は、新しい道を選び、挑戦したことに後悔はありません。これから受験に挑戦する方には、最後まで自分を信じて挑戦し続けて欲しいと思います。皆さん是非、妥協せず、自分が本当にやりたいことに挑戦してください!

(文系)

金沢医科大学 看護学部

私は、金沢医科大学を推薦制入試で受験しました。3年生になったばかりの時は、他の大学指定校推薦での受験を希望していて、しかも文系であることから金沢医科大学の受験対策は全くしていませんでした。私が突然看護系4年制大学への推薦を目指すようになったきっかけは、中川都先生に「指定校推薦と医科大学の推薦を迷っている」と相談した時に、「勉強することから逃げている」と言われたことでした。決断するのは遅かったですが、第1志望に向けて勉強を始めました。医科大学への推薦枠をとれるか心配でしたが、担任の本先生のアドバイスのおかげで推薦をもらうことができました。看護師への道を決めたのは、夏休みの後半だったので、本格的に受験勉強を始めたのもその頃でした。

最初にしたことは、教材集めです。あまり難しすぎず、短期間で完成できそうなものを選びました。そして、英単語は通学時間や休み時間なども利用して、とにかく覚えました。私の志望は看護系なので、「英語の読解問題もきっと医療に関するものだ」と思い、医療に関する単語も意識して覚えました。長文読解に関しては、まずは自力で解き、わからないことは藤川先生に教えていただき、疑問に思ったことは何でも質問しました。生物に関しては、2年生の時にしか授業がなかったので塾で動画の授業を受けて、わからないところは放課後に阿部先生に質問しました。数学は塾の動画で基礎を学んでから、応用は医学部の学生の方に教えてもらいました。小論文に関しては、勉強する時間がなくて書き方などを調べました。面接に関しては、医科大学の方にどんな感じの面接なのかを聞いて、できるだけの準備をしました。

私は正直、合格できるとは思っておらず、同じ推薦を受験していた他校の生徒は、特進クラスや理系の人たちもいて、私よりもたくさん勉強している人に思えたので、受験会場では無理としか考えられませんでした。しかし、私の受験に協力して支えてくださった多くの方たちのためにも、そして自分自身のためにも、最後まで頑張りました。
なんとか合格することができたので本当に安心しましたが、これからの方が大変なので、一生懸命頑張ります。

平成29年度卒業生

(理系クラス)

七尾看護専門学校

私は幼い頃からの看護師になるという夢を実現するために1年次の冬、理系クラスに進学するテストを受けました。正直、小学校の時点で算数に苦しみ、親も先生も心配するほどの実力でした。だから落ちても仕方がない、くらいの気持ちでテストを受けました。偶然自分に得意とする範囲だったこともあり、2年次から理系クラスに所属することが出来ました。私は部活動にも所属していたので理系の先輩方にいろんな事を聞く機会がありました。

今思えば、あの時先輩方が話していた事が、どれも当てはまることばかりだったと 感じます。数学はもちろんのこと、その他の教科も意外に進度が速く、毎日何かしらの課題に追われていました。私は、特に数学を理解するのに時間がかかってしまいました。そのため、周りの人にどんどん置いて行かれている実感と、理解が早い人が羨ましいと思う気持ちが常にありました。日々の授業で分からなかった所は、なるべくその日のうちに先生に聞きに行くか、クラスの友達に教えてもらうなど、自分の出来ることを行動に移す努力をしました。先生も友達も、自分のために時間を割いて、親切に教えてくれました。それでも、時には結果に結びつかないこともたくさん経験しました。でも、人より多く失敗して悔しい思いをした分、気づくことができ、学べたことも沢山ありました。勉強の出来る人の特徴や、共通点、裏技はいろいろあります。しかし、試行錯誤しながら自分に合った勉強方法を身に付けることが一番良いのだと、3年間を振り返って思います。時間や手間がかかると思うかもしれないけど、努力というものは夢を叶える事なのだと遊学館で学びました。そして、基礎はとても大事です。

受験では、2年生までに習った事ばかり出てきます。オープンキャンパスや学校に来て話してくれる講師の方の言葉に耳を傾けて下さい。そこには、いっぱいヒントが隠れています。そして、誰にでも感謝することを忘れず、今を楽しんで下さい。これからも遊学館高校を応援しています。

(文系実務<現.教養>クラス)

トヨタ自動車株式会社

私が就職試験で採用されたのは、今までの勉強の成果だと思います。 しかし、私は始めから頭が良く、成績が良かった訳ではありません。中学の頃から振り返ってみると、中学では成績が悪く下から数えた方が早いくらいでした。遊学館に合格できたのも、ギリギリだったと思います。そんな私がどうやって成績を上げ、就職試験に採用されたのか、紹介したいと思います。

私は、サッカー部に所属していて毎日が部活で大変で勉強する暇がありませんでした。
それでも、私は自分の勉強方法を見つけ、サッカー部の勉強の時間や自習時間、家にいる少しの時間を利用しながら勉強しました。

1年生の初めのテストでその成果が実り、今までに取ったことのないような点数を取り、私のやったことは間違いではなかったと思いました。しかし、このテストの結果で気が緩み、勉強を全くしなかったら成績がガクンと落ちてしまいその時担任の岸先生に怒られてしまいました。
そこから2年生になり気持ちを切り替え、初めてのテストでクラストップを取ることができました。2年生の間は高得点をキープすることができました。3年生の時もクラストップになり、成績も落ちずに安定していました。

私が部活動と両立しながら勉強してきた方法は、「人に教える」というやり方です。初めにある程度自分で勉強しておき、分からないと言う人に教えてあげる。そうする事で、私もわからない事がわかるようになり、私にとっても相手にとっても、いい勉強法になったと思います。このような私の方法を見習ってとは言いません。ひとそれぞれ自分に合った勉強法があると思います。

誰でも勉強すれば成績は上がるはずです。そうすれば、行きたい大学や就職先に行くことができます。現在の成績が悪くても、自分なりの目標を決め、そこに向けて頑張って下さい。