進路情報それぞれの道を目指す卒業生

中山 友貴

卒業生インタビュー動画

遊学館の卒業生 レーサー 中山 友貴さんの紹介です。

時速300キロの世界!!

唸りをあげて疾走するフォーミュラカー。時速300キロの世界に中山はいる。8歳のときにレーシングカートと出会い、12歳の頃には本格的にレースに出るようになっていた。 そんな彼が遊学館を志望したのは、文武両道を掲げ、スポーツに力を入れている遊学館なら、きっと理解を示してくれると思ったからだった。「理事長先生をはじめ皆さん僕のわがままを許してくれて、レースのときは欠席を認めてくれました。その代わり学業面で課題がたくさん出されたんですけど。これは辛かったですね(笑)」

学校が協力してくれたから

高校2年生の冬、彼はSRS(鈴鹿レーシングスクール)入学を決意する。SRSとは世界トップレベルのライダー、ドライバーの本格的育成機関。高校とSRSを同時に通うことに不安がなかったわけではない。しかし、持ち前の向上心と両親の協力、そして遊学館の理解によって乗り越えてきた。「先生方はSRS受験のために、放課後に面接の練習をしてくれたり、時間を作って教えてくれました。合格して終わりってわけじゃないから、通過点として「おめでとう」って言ってくれました」。SRSではライバルたちのスピードにかなわずにいた。速くなりたい一心で講師に嫌がられるほどきいた。決してひかず努力を重ねた末、ついにはSRS首席卒業を果たした。

やっと同じ土俵に立てた

現在、中山はF3の舞台で躍動している。トップレーサーを目指し、日中はトレーニング、夜はアルバイトと休みのない毎日だ。「エンジニアの人に本とか貸してもらってセットアップをはじめ、車全般の勉強もしています。 F3はトップドライバーしか参戦できないレースがあって、そこで優勝できた人たちがF1に出てる人たちなんです。いまやっと同じ土俵に立てたかなって気はしているので。これからですね」
夢はF1ドライバーになること。
中山の情熱がサーキットを駆け抜ける。

<2007年8月>