物事には時節 学校長 向 孝志
昔から使われている言葉に「時節」という言葉があります。
時節とは、自然の移り変わりによって感じられる季節・時候、
その時の世の中の情勢や時勢、という意味があります。
また、何かをするのによい時機・機会、いわゆるチャンスという意味もあります。
物事を成就するには、移り変わる時代のようす、世の中の成り行き、
いわゆる時流というものの実態や状況の変化をよく把握する必要があり、
時節があり、チャンスというものをしっかり捕らえることによってはじめて実現することができます。
「あの時こうすればよかった。あの時がチャンスだった。」
と後になってから思うことがしばしばありますが、それはチャンスを逃したということでもあります。
チャンスをやりすごしてしまうのは、同じような機会がいくらでもあるだろうと、
どこかで楽観しているからかもしれません。
しかし、置かれている状況の変化や移り変わる時代の変化は、想像を超えるものであり、
思っている以上のスピードで過ぎていくのも現実です。
まわりにいくらでもあるチャンスをやりすごすのではなく、
発見するごとに積極的に捕らえていく、そういう積極性を身につけたいものです。
毎日の地道な努力の積み重ねによって、しっかりとした確かな実力を蓄え、
時節を意識し、積極的にチャンスを捕らえたいものです。
最後になりましたが、今後も、情熱のある教育熱心な先生方とともに、
教育内容の充実に努めたいと思います。
同窓生の皆様の温かいご支援を、今後ともよろしくお願いいたします。